たまには森の話を①/林業と原木の品質
- 晃夫 袴田
- 11月7日
- 読了時間: 2分

ふだんは街で、お客さんに一番近い位置で木の扉を届ける私たち。
もっと地元の山から街へ木をお届けできたらと
木材に関わる方々といっしょに学んでいる最中です。

先日は、飯能市の西川林業地域へ
実際に、林家さんの山へ入らせていただきました。
①その場にどんな木があるか調べ(斜面もなんのその)
②伐採と造材を見学し(チェーンソーの迫力たるや)
③4種の間伐方法で木を選び(野菜に例えると間引き)
④製品の特長と、良し悪しを見てさわって
最後に
⑤この原木からどれだけの製品がとれて、値段をつけるならいくら?
…等々、とにかく濃い内容でした!

全国的には、今ちょうど
使いやすい大きさまで育った木が、たくさん山にあります。

それらを皆伐(山一帯まるごと木を伐りだす)したのち
再造林(苗を植え育てる)か
もしくは天然更新(ほったらかし)が、林業業界の主流とのこと。
大規模集約型ですね。

一方、
小規模の林家さん達が、山に合わせて丁寧に木を選び育て
お客さんの目的に合わせて
木をお届けする「西川の森」のやり方。
地域全体で、世界的な森林認証も受けており
「こんな材が欲しい」「それならあの山主さんに相談だね」
なんて、会話もよく飛び交うそうです。

いま沢山ある木を活かしつつ、
先々(60年~!)の子ども達のためにも
健やかな森林を維持しつづける仕事が、
意外と近くにあります。
長くなってしまいました!今日はこの辺まで。
お付き合いくださいまして、ありがとうございます。
ハカマダ建具
人それぞれの住まいに合った心地よさを
木のぬくもりと共にお届けします


